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文武の国水戸の象徴、日本最大規模の藩校
弘道館は水戸藩第9代藩主徳川斉昭が、天保12年(1841年)に開設した日本最大規模の藩校です。
当時斉昭は検地によって豪農の隠し田を貧民に分け与えて格差を減らすなど、大規模な藩政改革を行なっていました。その一つが弘道館と藩内各地に小さな学校を作るなど、水戸の知的水準向上に尽くしました。
学問・武芸から医学・薬学・天文学などまで幅広い分野の武士教育がこの弘道館では行われました。
この徳川斉昭の藩政改革は、幕府の天保の改革に影響を与えるほどの大事業であり、全国からその成果を学ぼうと弘道館に藩士たちが派遣されました。主だった人物だけでも、吉田松陰、西郷隆盛など維新の原動力になった志士たちが多く訪れて、その思想的影響を受けました。
建造物が数多く残されている弘道館は、学校御殿や学生警鐘、八卦堂など当時の学生生活をしのばせる建築が残されており、ここで多くの維新の志士たちが学び、そして議論しあっていた姿が残されています。
弘道館には史跡であるというだけでなく、幕末に関する数多くの文書や学などが残されている幕末史の息吹を残した貴重な資料館でもあり、幕末の歴史が好きな人には一度は訪れて欲しい場所です。
住所 | 310-0011 水戸市三の丸1-6-29 |
アクセス | JR水戸駅北口から徒歩8分 |
開館時間 | 9:00~17:00(2月20日~9月30日) 9:00~16:30(10月1日~2月19日) |
休館日 | 年末(12月29日~12月31日) |
料金 |
入館料 ・大人 200円(団体150円) ・小学生未満 無料
※20名以上で団体料金 |
駐車場 | 有り(無料13台) |