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水戸の観光・名所・名物を巡ってみよう

好文亭

陰翳と絶景のコラボレーション


水戸藩の美意識が凝縮された名建築!

偕楽園にきたら、別料金を払わないと好文亭には入れません。

わずか大人200円、子供100円なのですが、地元民としては「偕楽園で十分だし、好文亭は外から見ればいいや」となりがちなのが正直な所です。実際、偕楽園を案内する人も好文亭の中までは案内しないでおわるという人をけっこう見かけます。
しかし、それは早計というものです、好文亭は徳川斉昭、いや水戸藩の美意識そのものが凝縮された名建築なので内部も堪能しておきましょう。

華麗な梅園との建物内部のコントラスト

まず、入ってみると、内部が余りにも暗いという事に思い至るでしょう。華麗な梅園の明るさとは対照的な、この陰翳こそが、まだ灯火が少なかった戦国時代から江戸時代にかけての茶人や武人たちが大切にしてきた、日本の古典的な美意識なのです。
外の日本庭園の明るさと部屋の内部の陰翳の対比こそが古来日本人が大事にしてきた風景であり、本来の古典的な茶室や部屋や襖絵の楽しみ方なのです。

階段を上ると一転、さらなる陰陽対比

そして階段を上ると一転して強烈なまでの光のある光景、梅園と桜山と千波湖の絶景が広がります。

それはまさに中国の山水の境地であり、階下の陰翳と階上の絶景の光、この陰陽対比こそが日本や中国の人たちが大切にしてきた東洋の古典的美意識なのです。
また、階段の途中に武者だまりが存在していたり、わざと曲がりくねった部屋や廊下の作り方など、武人としての徳川斉昭の武人としての心得が伺える事も特筆すべきところです。
文武両道を目指した徳川斉昭と配下たちの、強烈な美意識と個性こそ好文亭の真価と言えるでしょう。

三階からは千波湖が一望できます

黒板張りと畳の屋敷

好文亭からの偕楽園

住所310-0033 水戸市常磐町1丁目(偕楽園内)
アクセスJR偕楽園駅より徒歩9分
開館時間9:00~17:00 (2月20日~9月30日)
9:00~16:30 (10月1日~2月19日)
休館日年末(12月29日~31日)
料金

大人 200円(団体150円)

小人 100円(団体80円)

シルバー 100円(団体100円)

駐車場有り

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