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五家宝ではなく吉原殿中だ! 水戸藩の徳川斉昭由来の伝統菓子
吉原殿中という名前から、江戸の風俗街であった吉原が由来だと思っている人もいるでしょう? 実はこの吉原というのは、人名でしかも女性の名前です。
このもち米から作ったあられを水飴で固め、丸い棒のようにして、きな粉をまぶしたお菓子は五家宝という名前でも知られていると言うか、五家宝という名前の方が有名かもしれません。
しかし、こちらにはれっきとした由来があります!
江戸時代の徳川水戸藩9代藩主徳川斉昭の奥女中であった吉原が、農人形に供えた御飯を乾飯にし、焼いてきな粉をまぶして作ったのが始まりです。
これを倹約の手本とした斉昭が広めたのが吉原殿中の由来であり、埼玉の五家宝はこれを元にして作られたお菓子です。
水戸にはこんな歴史に基づいたお菓子や食べ物がいろいろとあるのが水戸観光の楽しみと言えるでしょう。水戸ではこの由来に基づいた徳川斉昭がラベルに描かれたバージョンもあるので、歴史散策のお供やお土産にお一ついかがでしょうか?
水戸には小さなお店で作られている手作り感のあるお菓子が吉原殿中です。
水戸のお土産としては納豆の次ぐらいにおなじみだったりします。
住所 | 〒310-0818 茨城県水戸市東台2丁目3-16 |
アクセス | JR水戸駅南口より車で約7分 |