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こんにゃく

こんにゃくがメジャーな食べ物になったのは水戸藩が由来?

日本人なら、だれでも知っている食べ物のこんにゃく。

実はこんにゃく芋というのはそのままでは毒性があり食べることができません。

食べるためには茹でて皮を向いてすりおろして、灰を溶かした強力なアルカリ性の水溶液で中和しなくてはなりません。

しかもすり下ろした生芋はさわっただけでも手がかぶれるという代物でした。
そもそもは古代中国の四川省で製法が確立され、仏教の伝来とともに日本に伝わったと言われています。
しかし、その製法からもわかるように、なかなか食膳に上るには難しい食べ物で高級品でありました。

 

水戸藩の常陸久慈郡諸沢の農民中島藤右衛門の大発明

これが一般人の家庭でも食べられるようになったのは江戸時代の元禄時代の頃です。
水戸藩の常陸久慈郡諸沢の農民中島藤右衛門が1776年(安永5年)に腐りやすいコンニャクの生いもを輪切りにして乾燥し、水車で粉にして、長期保存するという製法を確立します。

長期保存と軽量化に成功した中島藤右衛門の功績によって、こんにゃくは水戸藩の特産物として、江戸で流通するようになるのです。
なにげなく食べられているこんにゃくですが、実はこれが普通に食卓に並ぶようになったのは、江戸時代の水戸藩の農民、中島藤右衛門の功績なのです。

伝統料理では珍しく個人の名前が残っている食べ物が水戸藩にはあったのでした。

住所〒319-3523 茨城県久慈郡大字袋田 大子町袋田2698−8
アクセスJR水戸駅より車で約1時間7分