記録によれば1867年に徳川慶喜は江戸幕府を代表し欧米公使と開港交渉を行いました。

その折、江戸幕府はフランス人料理人を雇い、欧米の公使をもてなしコーヒーも供しております。

当時のコーヒーは、オランダがコーヒー豆の流通の6割を握っていた時代であり深煎焙煎だったそうです。

そして、そのコーヒー豆はマンデリンであったと伝えられています。

そんなコーヒーを徳川慶喜の孫である故・徳川慶朝さんが、自ら焙煎担当をして再現したというのが、この「将軍珈琲」です。

そんなまさに徳川将軍直系のコーヒーを、水戸ではちょっと贅沢な美味しいコーヒーを楽しめる店として有名な「サザコーヒー」で味わうことができます。

深煎りの濃厚な味わいのコーヒーは、かなり特徴のある味わいで、焙煎されたコーヒー豆のコクを奥の奥まで味わうような深い香りと味がします。

少し値段はお高めですが、水戸の思い出として脳裏に刻まれるような深い味のコーヒーですので、ぜひとも水戸に来たときには「水戸の味」の一つとして楽しんでいただきたい味なのです。