令和8年第38週(2026年9月14日~9月20日)に茨城県内のインフルエンザの定点当たりの患者報告数が、注意報レベルである10を超え、茨城県内全域にインフルエンザ注意報が発令されました。
水戸市における定点当たり報告数は、12.86(39週)から21.71(40週)と増加しています。
手洗い・換気・咳エチケットといった基本的な感染対策を徹底しましょう。詳しい感染対策はこちら

- 流行開始の目安:定点あたり患者数「1」以上。
ただし、あくまでも目安であり、1週のデータのみで判断するのではなく継続的に推移を確認して判断することが重要です。 - 注意報レベル:基準値は定点あたり患者数「10」以上。
流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと、 流行発生後であれば流行が継続していると疑われることを示します。 - 警報レベル:基準値は定点あたり患者数「30」以上。
大きな流行の発生・継続が疑われることを示します。 警報の解除は終息基準値(10)を下回ったときになります。
定点当たりの患者報告数は、定点医療機関からの総患者報告数を定点医療機関数で割った数となります。1週間に1つの定点医療機関においてインフルエンザと診断した患者の数を表す数値で、この数値により感染症の流行状況が把握できます。
感染症の流行状況に関心を持ちましょう
感染症には流行する時期があります。自分や家族の周りで、どのような症状の病気が流行しているか把握しておきましょう。体調がすぐれないときに医療機関を受診する目安となります。
相談・受診の際に、医療機関から、職場・学校などでの感染症の流行状況などを聞かれる場合もあります。
インフルエンザとは
インフルエンザウイルスに感染することで、発熱やのどの痛みなどの症状を引き起こす感染症です。通常のかぜに比べ、全身症状が強く出やすいことを特徴とします。
インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3種類がありますが、このうち季節性インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、主にA型とB型です。近年、日本国内で流行しているのは、AH3亜型、AH1pdm09、B型の3種類です。
例年、12月から3月が流行シーズンです。
感染経路
主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
- 飛沫感染:感染者がくしゃみや咳をすると、ウイルスを含んだ飛沫(しぶき)がまわりに飛び散り、他の人がその飛沫を口や鼻などから吸い込むことで感染します。
- 接触感染:感染者がくしゃみや咳を押さえた手で周りの物に触れることで、物にウイルスがつきます。他の人がそれに触れることでウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることで粘膜から感染します。

症状
主に、発熱、のどの痛み、咳、鼻水・鼻づまり、頭痛、倦怠感、関節や筋肉などの痛みなど全身の症状が出ます。
けいれんや異常行動を起こすことがあり、転落事故などに至るおそれのある重度の異常行動については、特に未成年者で報告が多いことが知られています。
高齢者では、高熱と倦怠感といった典型的な症状を示すことなく、微熱や長引く呼吸器症状のみを呈する場合や、腹痛、嘔吐、下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。
潜伏期間は1日から3日で、多くの場合、発症後1週間から2週間で回復します。
合併症
中耳炎などの比較的軽症なものから、肺炎や脳炎、心筋炎など入院を要する重篤なものなど、様々な合併症があります。乳幼児や高齢者、免疫が低下している方、心臓やじん臓、呼吸器などに持病がある方、妊娠している方では重症になることがあり、中には、後遺症が残る場合や命にかかわる場合があります。
インフルエンザ関連の死亡は高齢者に多くみられます。
インフルエンザにかかったときは
治療薬として抗インフルエンザ薬があり、発症から48時間以内に服用を開始すると、発熱期間の短縮やウイルス排出量の減少といった効果があります。症状が出てから48時間以上経過してからでは、十分な効果は期待できないため、できるだけ早く医療機関を受診することが重要です。医療機関を受診するときは、事前に電話で医療機関に相談し、マスクの着用にご協力ください。
なお、抗インフルエンザ薬の使用については、医師の判断となります。
発症前日から発症後3日から7日間は、鼻やのどからウイルスを排出すると言われており、周りの方に感染させる可能性があります。このため、発症から1週間程度は外出を控えるなど、できるだけ安静にし、十分な睡眠を取るようにしましょう。また、しっかりと栄養を摂ることも大切です。
療養するときは
- 安静にして休養をとり、水分を十分に補給しましょう。
- 抗インフルエンザ薬を処方された場合は、指示された通りに飲みきりましょう。症状がよくなったあとも、体の中に残ったウイルスを周りの方に感染させてしまうことがあります。
- 人と接するときはマスクを着けましょう。
- 可能な限り、他の人と過ごす部屋を分けましょう。
- 高齢者や基礎疾患のある方、妊娠している方とは、できるだけ接触を避けましょう。
- 部屋は1日数回窓を開けるなどして、換気しましょう。
- 乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って湿度を50%から60%に保ちましょう。
家族がかかったときは
- 看護する人を決めましょう。
- 感染している方が個室で休養できるようにしましょう。
- 看護するときは、使い捨てのマスクを着用しましょう。
- 看護した後は、マスクをはずし、石けんでよく手を洗いましょう。アルコール製剤を使用した手指消毒も効果があります。
- 感染している方が使用したティッシュやマスク、看護の際に使用したマスクはビニール袋に入れ、しっかり口を縛って捨てましょう。
- 感染している方や家族がよく触れる場所を清掃・消毒しましょう。
- 感染している方が使用した食器や衣類は、通常の石けんや洗剤を使って、他の人のものと一緒に洗うことができます。
- けいれんや異常行動を起こすことがあるため、特に未成年者では十分な見守りが必要です。

予防のポイント
予防接種
インフルエンザを予防する最も有効な方法は、流行前にワクチン接種を受けておくことです。
インフルエンザワクチンは、発症をある程度抑える効果や重症化を予防する効果があります。接種してから効果を発揮するまでに約2週間かかるため、接種を希望する方は早めに接種しましょう。
水戸市では、高齢者などを対象としたインフルエンザ予防接種を実施します。また、小児などを対象としたインフルエンザ予防接種費用の一部を助成します。
詳しくは、下記バナーからご確認ください。
日常の感染対策
- 室内では加湿器などを使って適切な湿度(50%から60%)を保ちましょう。空気が乾燥するとインフルエンザにかかりやすくなります。
- 十分に栄養や睡眠をとるなど体調管理をしっかり行いましょう。
- インフルエンザが流行してきたら、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
その他、換気や手洗い、咳エチケットといった基本的な感染対策も行いましょう。
基本的な感染対策については、下記のバナーからご確認ください。
医療機関の皆さまへ
感染症法では、五類感染症(定点把握対象)に定められおり、定点医療機関は毎週患者数を報告することになっています。
参考
リーフレット



