水戸の観光・名所・名物を巡ってみよう
東日本大震災の爪痕を残す美しい立地の廃墟
かつて「レイクサイド」といったら、水戸の娯楽の殿堂として有名なところでした。
昭和の頃は、大工町で飲んでそのままレイクサイドでパチンコやボウリングなどへ行くというのが、水戸の遊びの流れと言ってもよかったでしょう。
1969年に開店した「水戸レイクサイドボウル」はボウリングはブームこそ1970年代には過ぎていましたが、それでもレイクサイドは音楽スタジオやイタリア料理店、パチンコなども併設されていて、広い駐車場なと独特の華やかさがあって、千波湖近くの立地という事もあって水戸人にとっては、まさに「娯楽の殿堂」であったわけです。
しかし、2011年の東日本大震災において深刻な被害を受けて、再建もならずまた廃墟となったまま、かつての栄華をしのばせるような姿を今に残しています。
なまじ美しい千波湖畔の立地にあるため、景観を壊しているという人と、在りし日の昭和のたたずまいを残す姿に郷愁を抱く人と賛否両論ですが、2019年度中に水戸市が跡地を取得し、廃墟が撤去され別な転用が考えられているようです。
この非常に美しい立地の廃墟が見られるのももう間もなく終わりを告げるのでしょう。
住所 | 〒310-0851 茨城県水戸市千波町2746 |
アクセス | JR水戸駅南口より車で約5分 |