2018年に大ヒットした映画『カメラをとめるな！』の舞台として一躍有名になった芦山浄水場の跡地は、実は普段一般開放されておらず、自由に入ることはできません。
多くの場合は水戸市が主催しているロケ地ツアーに参加するか、独自に水戸市に見学や取材の申し込みをするしかありません。
1932年（昭和7年）に設立され、平成5年まで利用されていた芦山浄水場は、きちんと文化財として管理されているだけあって、昭和モダンな建築やポンプなどが維持されております。

また地上と地下に広がる空間は、様々なドラマや映画のロケ地としては絶好の風景を遺しています。

「管理された廃墟」として、数多くの映画やドラマの舞台となってきた芦山浄水場は、その入り口から無人の空間を眺めるだけでも一種の凄味があり、圧倒的な「廃墟力」を感じさせてくれることでしょう。

もう一度書きますが無断侵入や破壊・損壊行為、物品の持ち出し等は法的に禁じられています。
廃墟と言っても、芦山浄水場は水戸市にとっては貴重な文化財なのですから。