地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、水戸市・ひたちなか市の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

水戸市・ひたちなか市の地域情報サイト「まいぷれ」水戸市・ひたちなか市

水戸の観光・名所・名物を巡ってみよう

水戸東照宮十八封カノン砲

精神性だけでなく物質的にも国防を充実させるのが「水戸の尊皇攘夷」

水戸の東照宮の神社の社務所の前には、神社とは思えないような大砲が置いてあってびっくりする人が多いと思います。
この大砲は十八封(18ポンド)カノン砲と呼ばれるもので、太平洋沖に異国船が多数現れることに危機感を持った水戸藩主徳川斉昭が、那珂湊に反射炉を築かせ、そこで作られた鋼鉄を使って作らせた大砲です。

そしてこの大砲は幕府に献上されました。
尊皇攘夷ということで誤解されがちですが、攘夷とはいっても積極的に異国の技術を取り入れて、良いものは積極的に使っていくというのが水戸藩の尊皇攘夷であり、国防思想でした。

そのため水戸藩は斉昭の時代では積極的に西洋の技術や文化を取り入れており、先進的な雄藩の一つであったのです。
現在残っている十八封カノン砲は戦後に復元されたものですが、水戸藩の「尊皇攘夷」思想を顕彰する意味で作られた大砲として東照宮に祀られているのです。

住所 310-0015 茨城県水戸市宮町2-5-13
アクセス JR水戸駅北口より徒歩6分
ホームページ https://gongensan-mito-toshogu.jp/

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

人気のキーワード