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室町様式を今に残す貴重な四脚門
水戸の六地蔵寺はその存在そのものは日本の宗教史に残る文化財と言えますが、その中にも数々の文化財となる建造物があることでも有名です。
六地蔵寺の四脚門は室町時代に作られたもので、2本の本柱の前後に4脚の控え柱を建てた「四脚門」と呼ばれる形式で、規模は小さいですが、室町様式を色濃く遺した建築物で日本の建築史に残る門です。
頭貫(かしらぬき)の木鼻や肘木(ひじき)にみられる絵・繰り形などは薬王院本堂のものに類似しており、薬王院本堂とともに室町様式を現在に遺した貴重なものです。
水戸は戦災によって古い木造建築物が残っていることが少ないのですが、奇跡的に室町時代から残る四脚門、規模は小さいですが見応えのある室町建築と言えるでしょう。
住所 | 〒311-1135 茨城県水戸市六反田町767 |
アクセス | JR水戸駅より車で約15分 |
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