食材である片栗粉（かたくりこ）は、もともとユリ科のカタクリという花の根から抽出されたデンプンの事をそう呼んでいました。

現在ではカタクリの花の減少や、需要の増加などによって、じゃがいもから抽出されたデンプンがほとんどですが、元々はカタクリの花から作られていたのでカタクリ粉と呼ばれていたのです。
かたくりの里公園人里近くでは珍しくなったカタクリの花が約2,000平方メートルにわたり群生しており、４月の桜の時期にはうつむき加減に赤紫色の可愛らしい花を咲かせます。
足元に広がる赤紫色の一面カタクリの花の光景は、桜のような華やかさこそありませんが、気品ある控えめな美しさで見る人々を楽しませてくれます。
４月には、「かたくりまつり」が行われており屋台などが出て地元特産品や農産物が販売されて、カタクリの花を愛でる多くの人たちが町内外から訪れます。
水戸は桜も美しいですが、かたくりの花見というのも少し変わっていますが、負けないぐらい美しいものですよ！