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原市之進

嫉妬と徳川慶喜の政治姿勢に振り回され暗殺された幕末水戸の若き英才

五軒町の五軒先生として親しまれた若き俊英

原市之進は水戸藩の藩士で、幕末の高名な学者の一人でした。十代の頃から水戸の弘道館で学び、会沢正志斎や藤田東湖に学び、その学識を高く評価されました。さらに江戸に上って幕府最高の学府である昌平黌で頭角を現し、水戸に戻って弘道館舎長となります。さらに五軒町に菁我塾を開き、伍軒先生と呼ばれるようになりました。
このように水戸藩の若き英才として活躍していた原市之進でしたが、幕末の難局にあった徳川慶喜に請われ、側用人として働くようになりました。



「君側の奸」として非業の死を遂げる

その後、徳川慶喜が佐幕、開国に傾くようになり攘夷浪士を取締るようになると、その原因は徳川慶喜ではなく原市之進の「君側の奸」であると喧伝されてしまい、過激な攘夷浪士に付け狙われるようになります。
さらに彼の聡明さと忠誠心は嫉妬心も煽ってしまい、痛ましいことに彼は1867年(慶応3年) 同僚の鈴木豊次郎と依田雄太郎によって暗殺されてしまいます。享年38歳。
こうして水戸はまた一人の若き英才を失ってしまうのです。

住所 〒310-0052 茨城県水戸市松本町13-34
アクセス JR水戸駅北口より車で約8分

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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