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淡墨桜

岐阜県本巣市の根尾谷より献木いただいた尊王の桜

維新の鎮魂に歴史ある桜咲く

回天神社の境内にある淡墨桜は、国の天然記念物であり、元々は岐阜県本巣市の根尾谷の淡墨公園にある一本桜の桜です。

467年頃に男大迹王(をほどのおおきみ 後の継体天皇)がこの地を去る時、檜隈高田皇子(ひのくまのたかたのみこ 宣化天皇)の産殿を焼き払い、その跡に1本の桜の苗木を植えたという由来を持つ桜です。
その桜がなぜ水戸にあるかというと、天狗党の西上のとき美濃(現在の岐阜県)根尾谷に至った時、樹齢1300年を数える淡墨桜の美しさと、その由来が継体天皇にあることを知った天狗党の党首武田耕雲斎が里の人々尊王の志に感動したというエピソードによるものです。
後にその故事にちなみ平成十二年の春例祭のおり、昔日の由緒と縁を伝えるために、岐阜県本巣市より献木いただき、植樹されたのでした。

今も岐阜県本巣市根尾谷にある淡墨桜の本木の歴史にあやかった貴重な桜であり、水戸の尊王の志を象徴する重要な桜なのです。

住所 〒310-0052 茨城県水戸市松本町13-34
アクセス JR水戸駅北口より車で約8分

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。