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佐々宗淳

水戸黄門のお供の強者助さんのモデルは猛将佐々成政の曾孫

水戸黄門のお供で、ほとんど無敵のボディガードとして毎回活躍する助さん格さんのコンビ。その助さんのモデルがこの佐々宗淳です。
佐々宗淳は織田信長配下の猛将として名をはせた佐々成政の曾孫にあたり、創作上の助さんの強者イメージはここからきているのかもしれません。
15歳の時に僧侶となりますが、34歳の時に還俗して水戸藩に仕えます。そして徳川光圀の『大日本史』編纂の中心人物として活躍します。
『大日本史』の史観や編集の中心であった格さんのモデル安積澹泊とは対照的に、かれは各地での史料蒐集で全国に派遣されています。彼の全国遍歴が徳川光圀の諸国漫遊伝説の元となっていると思われており、講談やドラマで有名な『水戸黄門漫遊記』は助さんが作り出したものと言えるかもしれません。
ただ資料を集めるだけではなく、その真贋や史料的価値の検証を行っていた彼は、当然相応の学識を評価されており、安積澹泊ともに彰考館の総裁になっています。
彼の学者としての全国遍歴と、佐々成政の猛将イメージが重なって、水戸黄門漫遊記と助さん格さんの強者コンビが作られたと言えるでしょう。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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