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茨城発日本画の近代史の精粋
水戸駅から歩いて20分ほど千波湖畔の美しい風景に包まれた茨城近代美術館は、案外水戸の人間はありがたみを感じていない気がします。
実はその所蔵品は、水戸出身の横山大観の真作を含め、藤田嗣治、ルノワール、モネ、ロダンなどの極めて高いレベルの作品が肖像されています。
中でも圧巻なのが、茨城県北茨城市の五浦の地で、岡倉天心の指導を受けながら、日本画の近代化に向け制作に励んだ4人の画家、横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山の作品群でしょう。
明治から大正、昭和にかけて、日本の美術が近代化を遂げるまさにその中心人物となる岡倉天心とその弟子たち四人の作品を、ここまでまとまった形で見られるのは岡倉天心の出身地である茨城近代美術館ならではと言えるでしょう。
茨城から生まれた、日本画の近代史の発展を見届けることができるこの美術館は、水戸よりもむしろ県外の人から高く評価されている美術館であると言えます。
住所 | 310-0851 水戸市千波町東久保666-1 |
アクセス | JR水戸駅南口より車で7分 |
開館時間 | 9:30~17:00(入場は16:30まで) |
休館日 |
月曜(月曜が祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月1日) |
料金 |
所蔵作品展 ・一般 310円(団体240円) ・満70歳以上 150円(団体120円) ・高校生、大学生 240円(団体170円) ・小学生、中学生 170円(団体110円)
※20名以上で団体料金
企画展 展覧会により料金が変わります。ホームページでご確認ください。 |
駐車場 |
有り(有料) ※当館受付にて入場券をお買い求めの際、レシートと引換に駐車料金を返金します。 |