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加倉井砂山

水戸において西洋軍学と水戸学を教えた教育者

加倉井砂山夫妻の墓(水戸市成沢町)

最新の技術を取り入れた教育

加倉井砂山は水戸市成沢町にある私塾日新塾を父から受け継いだ教育者です。

日新塾の学科は読書、算数、歴史、理科、乗馬、砲術、練兵、撃剣、詩文など文武両道の多様なもので、特に軍学の分野では加倉井砂山が当時最新の砲術であった高島流砲術など、西洋軍学を教えていたことで先進的な私塾でした。

30年間の教育活動で1,000人以上が学ぶ

彼の下では日本中から門弟が集まり、その先進的な軍学を学んでいきましたが、彼の門弟の多くは天狗党の乱や桜田門外の変など、幕末の水戸の内乱の犠牲となってしまいます。

そんな中でも川崎財閥の創始者川崎八右衛門や明治政府の宮内省で活躍する香川敬三などを輩出しており、彼の築いた日新塾がいかに先進的であり、素晴らしい人材を生み出す塾であったかが伺えます。
幕末における水戸の内乱がなければ、吉田松陰の松下村塾のように大きく評価された人物であり日新塾であったと言えるでしょう。

住所310-0011 茨城県水戸市成沢町337-7外
アクセスJR赤塚駅より車で12分

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