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日新塾跡

女子教育なども行われた近世私塾の奇跡的存在

日新塾は江戸時代後期、成沢村の加倉井砂山が創立した私塾です。

日新塾の画期的なところは、その門弟を水戸藩士に限らず、郷士、神官、医者、村役人など身分や出自を問わなかったところにありました。

そのため、水戸藩や近隣はもとより、遠く下野、会津などからも門弟が集まったのです。
また身分や出身にこだわらず、人それぞれの個性を大事にするという、加倉井砂山の教育方針によって、さまざまな科目の教育が日新塾では施されました。

中でも、男尊女卑の思想が激しかった江戸時代において、いち早く女子教育をしたことは画期的と言えるでしょう。

幕末から明治にかけて多くの人物を輩出

日新塾で学んだ塾生は三十年間で三千人にも及びます、

教えていた学科は読書、医学、算数、歴史、理科、詩文、天文、地理など、また武においては練兵、撃剣、馬術、射撃、砲術などは西洋式も取り入れた先進的な私塾でした。

こうした日新塾からは、幕末で活躍した斎藤監物や藤田小四郎だけでなく、明治でも活躍した川崎財閥の創始者である川崎八右衛門や枢密院顧問の香川敬三などの多数の人材を輩出されました。

現在、日新塾跡は水戸の文化財として大切に残され、加倉井砂山の功績とともにパンフレットや休息所があるなど、史跡として整備されています。

住所〒311-4207 水戸市成沢町337-7外
アクセスJR水戸駅北口より車で約21分

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