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那珂川を渡れるようになった明治後水戸の水利の苦闘
現在の水府橋は1932年に初代橋がかけられ、老朽化と交通量の増加により2013年に二代目となった橋です。
元々那珂川は東北大名に備えるための天然の要害であり、橋がかけられておりませんでした。江戸時代を通じて渡し船があるだけであり、那珂川はそのまま水戸だけでなく常陸国を分断する大河でした。
明治後、何度も橋がかけられようとしていましたが、そのたびに洪水で破壊されていたため、ようやく初代の橋が架橋されたのです。
今では当たり前のように橋がかけられ、渡る事が出来るようになった那珂川ですが、近年まで橋が存在せず、完全に東西に常陸国や茨城県を分断する大河だったのです。
なにげなく渡ってみると水利の進んだ現在の那珂川も、かなりの川幅のある大河であった事に気が付きます。
水戸の歴史が那珂川の水利と洪水との苦闘であったことがよくわかる橋が水府橋と言えるでしょう。
水府橋は鉄橋であったことが水戸人にとっては親しみが深かったので、鉄橋時代の記念として一部が残されています。
水府橋の由来や鉄橋時代の光景などの解説も置かれています。
住所 | 〒310-0005 茨城県水戸市三の丸2丁目13 |
アクセス | JR水戸駅より車で5分 |