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水戸周辺の最初の支配者の墓? 今も残る貴重な前方後円墳
水戸市ホームページより転載
愛宕山古墳は5世紀初頭に建造された、全長137mに達する大きな前方後円墳です。
現在も当時の何段にも上る墳丘と、前方墳が残り、東方・北西の一部に堀が残されているなど、築造当時の様子が今でも残っている貴重な古墳です。
古代「仲国(なかのくに)」の豪族那珂国造の初代となる建借間命(たけかしまのみこと)の墓とされています。
かつては、この地にいくつもの古墳があった地域であり、それらを総称して愛宕山古墳群とされています。
今は住宅地として造成されてしまい、この愛宕山古墳と馬塚古墳の二基が残るのみとなっていますが、これらの古墳群がまさに那珂川流域にかけての最初の支配者とされる那珂国造たちの勢威が伺える古墳であると言えるでしょう。
周濠内から比較的大型の円筒埴輪片や須恵器などが出土しており、考古学・古代史研究上重要な意義を持つ古墳とされ、国指定史跡となっています。
愛宕山古墳は愛宕神社としても機能しており、これが今も残されている理由の一つになっています
登ってみるとかなり大規模な古墳であることが実感できます。
住所 | 〒310-0054 水戸市愛宕町2132外 |
アクセス | JR水戸駅より車で約10分 |