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江戸時代前期の佇まいをそのままに遺す豪農の住宅
中崎家住宅は1688年(元禄元年)に建築された江戸時代中期のかやぶき屋根の建築物で、国の重要指定文化財とされています。
歴史ある水戸市でも元禄時代の佇まいをそのまま遺している建物は他になく、当時の豪農の住まいを今に遺す貴重な建築物です。
中崎家は、中世以来この付近に住んだ地侍の後裔とされており、江戸時代には代々庄屋を務めていました。
現在の敷地は常陸鯉淵城の城跡にあたり、西北に鯉淵堀跡を残しています。
この家の背後には、鯉淵城の方形居館の残存と思われる方形区画の堀と土塁の遺構が残っています。そのため、中崎家住宅は「堀の内」の屋号でも呼ばれています。
とはいえ鯉淵城と中崎家には直接の関わりはなく、別々の史跡として扱われています。
なんといっても江戸時代中期の庄屋の建築物がそのまま残っているというのは全国でも希少であり、江戸時代の本物の生活を知ることができます!
住所 | 〒319-0323 茨城県水戸市鯉淵町2897 |
アクセス | JR内原駅より車で約9分 |