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聖徳太子像など歴史ある宝が残された浄土真宗二十四輩寺院の一つ

徳川光圀が寄進したと言われる鎌倉時代の木造聖徳太子立像
茨城新聞社刊『水戸百年』より転載(許諾 みとの魅力発信課)
水戸の善重寺は二十四輩寺院の一つです。二十四輩寺院とは浄土真宗の開祖である親鸞の関東時代の高弟24人と、その24人を開基とする寺院のことを言います。
その二十四高弟の一人である善念は、長田(三浦)義重といわれる、三浦一門の鎌倉武士でした。彼は武功の上がらない武士であったが、あるとき親鸞聖人を背負って川を渡ったことが縁で勧化を被り、高弟の一人に数えられました。
その善念によって開基されたのがこの善重寺で、1232年(貞永元年)に建立されました。その後、善重寺は常陸国内で転々としていましたが、徳川光圀が藩内の浄土真宗再興に力を入れたことによって、1667年(寛文7年)に現在の位置に移りました。
寺院は天狗党の乱のときに焼き払われてしまいましたが、奇跡的に法宝物類什物などは難を逃れられました。
その御蔭で、徳川光圀が寄進したと言われる鎌倉時代の木造聖徳太子立像が残っており、岡倉天心によって発見されて、国宝にもなりました(現在は国指定重要文化財)。
聖徳太子絵伝断簡と阿弥陀如来来迎図や、恵信尼公絵像などの水戸市指定文化財などもあり、数々の貴重な文化財を残している寺院です。
木造聖徳太子立像は聖徳太子の命日である毎年2月22日だけです。
しかも、11時から12時までの1時間だけにしか見ることができませんので、お見逃しなく!
| 住所 | 〒310-0841 茨城県水戸市酒門町2096−2 |
| アクセス | JR水戸駅より車で約9分 |