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水戸市内原郷土史義勇軍資料館

理想郷の夢を抱き送られ敗戦の犠牲となった満蒙開拓青少年義勇軍の記憶

1931年(昭和6年)に起きた満州事変から1945年(昭和20年)の日本の太平洋戦争敗戦時に至るまで「満蒙開拓団」と呼ばれる入植者たちがいわゆる「満州国」に送り出されました。
そんな中で「満蒙開拓青少年義勇軍」という制度が生まれました、これは日本内地の数え年16歳から19歳の青少年を満州国に義勇軍として送り、入植と治安維持に当たらせようという制度でした。

1938年(昭和13年)から1945年(昭和20年)の敗戦までの8年の間に8万6530人の青少年が送られましたが、その全国でも唯一の訓練場が水戸の内原にあったのです。
しかし、その理想は敗戦ともに瓦解し、満州は特にソ連軍の侵攻の最前線となり、少年義勇軍たちの大半は行方不明となっています。
少年たちに教育された「五族協和、王道楽土、満州国建設」という理想は大きくとも、その現実は他国への侵略と植民地化に他なりませんでした。

さらに敗戦とともに彼らは犠牲になっていきました。

かつて日本が行なったこれは現実であり、忘れてはならない記憶として、一度は訪れておきたい施設です。

住所 〒319-0315 茨城県水戸市内原町1497-16
アクセス JR内原駅より車で約5分