水戸の観光・名所・名物を巡ってみよう
ちゃんこ鍋の起源が水戸出身の横綱だってご存知でしたか?
お相撲さんの食事と言えばちゃんこ鍋!
今ではちゃんこ鍋は、日本の鍋料理でもまっさきに名前があがるものの一つですね。
水戸というとまっさきに「あんこう鍋」が思い浮かぶと思いますが、実は水戸はちゃんこ鍋のゆかりの地だったのです。
ちゃんこ鍋は、鍋料理としては珍しく起源がはっきりしており、その起源は水戸が生んだ大横綱常陸山谷右エ門に由来するのです。
常陸山は「横綱相撲」の代名詞となったほど、技を受けてから泉川の形で組み止めて力勝ちするという取り組みで人気が爆発しました。
そんな常陸山の人気にあやかって、出羽海部屋への入門者が一気に増加。当時は相撲取りに憧れる男の子が多かったことから、個々に配膳していてはとても間に合わないほどの人気となったのです。
そのため、常陸山の提案により1つの鍋を皆で囲んで食べる形式が考え出されました。
これが、現代までに続く「ちゃんこ鍋」の起源となったのです。
その後、ちゃんこ鍋は、加熱して食べられるため寄生虫や病原菌を避ける、一つ鍋を囲むことによって連帯感が育まれるなど、野菜と肉を一度に食べられるなど、相撲や格闘技、スポーツにとっては絶好の料理として普及していき、現代の隆盛に繋がっているのです。
今でも全国で「ちゃんこ鍋」は料理店、家庭などで気軽に食べられる鍋料理の代表となっているのですが、その起源は水戸出身の大横綱にあったんですね!
是非とも、水戸にいらっしゃったときは、常陸山関のことを思い出してちゃんこ鍋などを食べてみるのもいいかもしれません。
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