水戸の観光・名所・名物を巡ってみよう
夏の水戸を象徴する水戸のイベントの起源は……?
残念ながら新型コロナウィルスの世界的流行の影響で2020-2021ともにremote開催となってしまった、水戸の黄門祭り。
水戸では梅まつりと並ぶ一大イベントとなっている黄門祭りですが、いったいどのような起源があるのか、remoteになるからこそさかのぼってみるのはいかがでしょうか?
実は水戸の黄門祭りは、当初は七夕まつりでした。
戦前の昭和10年前後の頃から水戸の北口商店街で七夕飾りが飾られるようになり、やがて競い合うように華やかになっていった七夕飾りを商店会が表彰したことに始まります。
以降、水戸では夏に北口商店街で、「七夕まつり」として毎年夏の水戸の行事として定着していったのです。
戦後、戦災でも生き残った水戸の鉄道を中心に水戸の町も復興するようになると、七夕まつりも復興し、水戸の賑わいに華を添えてきました。
そういった「七夕まつり」が変わった記念すべき年が昭和36年のことです。
当時、テレビや映画で大ヒットしていた『水戸黄門』の主演の月形龍之介が水戸市の山本市長に表敬訪問したのを受けて、山本市長が七夕まつりでそのまま月形龍之介仕込の水戸黄門スタイルで下市商店街を練り歩いたのが『黄門祭り』のきっかけとなったのです。
なんともノリのいい市長さんですね!
以降、歴代の水戸市長が水戸黄門スタイルで七夕まつりに参加することが恒例になり、以降「七夕黄門祭り」として水戸の名物として現代の「黄門祭り」につながっていくのです。
昭和49年には当時の助さん役の里見浩太朗や格さん役の横内正、風車の矢七役の中谷一郎という本物のテレビドラマの役者さんたちも参加するようになり、水戸の「七夕黄門祭り」は全国的にも有名になっていくのです。
七夕祭りが黄門祭りにかわるきっかけが、ちょっとノリのいい市長のコスプレから始まったという当たり、祭りとなったらノリのいい水戸っぽの気質を表していて面白いエピソードですよね!
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