笠原水道は江戸時代に人口の増えた水戸の城下町の水不足を解消するために、徳川光圀の命によって築かれた水道であり、寛文2年(1662年)に工事が始まり、翌年に完成しました。
現在、水源地である笠原水源には明治時代に水戸の各所で使用されていた竜頭共用栓が復元されて設置されており、湧き水に塩素が注入された水道水を飲むことができます。

自然の多く、定番の「散歩コース」としても

またこの笠原水源は現在逆川緑地公園になっており、敷設当時の岩樋の復元模型が設置されていたり、発掘調査で出土した岩樋が展示されており、江戸期から明治時代を通じて使われた笠原水道の歴史を垣間見ることができるようになっています。
緑地公園になっている逆川緑地公園と笠原水道跡は、水郷である水戸の歴史を屋外で散策しながらさかのぼる事ができる、大変景色のよい史跡ですので、散歩がてらに巡ってみるのもオススメできます。