逆川緑地は水戸の中央を流れる逆川沿いに広がる細長い緑地公園です。
復元された笠原水道の岩樋や水戸神社、徳川光圀が立てた茶亭「漱石所」跡地などの史跡のほか、レンガのアプローチゾーンやピクニック広場、それから木道などが整備され、散策にはまたとない公園となっています。
斜面樹林からの湧水を利用して、アヤメ類やサワギキョウ、ミソハギなどの湿性植物が植えられています。野鳥や昆虫の観察もできます。

水戸の緑地再生の中心地

また、逆川緑地は平成19年から地域の環境保護単体によるホタルの再生運動が続けられており、卵の放流やエサとなるカワニナの繁殖に取り組んでいました。そのおかげで翌年からゲンジボタルの発生が確認されました。
運が良ければ夜に訪れるとホタルの光を鑑賞できるかもしれません、ただゲンジボタルは茨城レッドデータブックで危惧種に指定されているので、ホタルは静かに見守ってください。
水戸が人の手を加えてあえて保存、再生を行っている「水と緑の街水戸」を象徴する逆川緑地を散策してみるのもいかがでしょうか