水戸の観光・名所・名物を巡ってみよう
笠原水道を守り続けた水戸の名前を冠する水の神様
水戸神社は笠原にある神社で速秋津彦命(はやあきつひのみこと)を祭神とする神社で、徳川光圀が選んだ水戸七社の一つとされています。
その名から示されるように江戸時代以前から水戸台地に水戸明神として鎮座していた神社で、徳川光圀の時代に吉田神社の境内に遷され、1843年(天保14年)に現在の位置に遷されました。
水戸台地にあったころから、水戸明神の御手洗は水戸の水と呼ばれ、水の神様として尊崇されていました。
現在の場所に遷されたのは、そのご利益にあやかって、笠原水道の水源地を守り水源地の水を清めるためだとされています。
江戸時代を通じて笠原水道を清め、守り続けた神社であり、水難や水に関するご利益に実績がある神社です。
水戸神社は笠原不動尊のちょうど真上にあります。
しかし、笠原不動尊が荒れ果てているのとともに、参道に当たる階段が整備されておらず、訪れるのも危険な場所になってしまっています。
そのため参詣する人もほとんどおらず、笠原不動尊ほどではないものの、かなり荒れ果てた雰囲気になっています。
「水戸」の名前を冠してする神社であり、笠原水道を清めるための神社が荒れ果てているというのは、見るに耐えないものがあります。
やはり笠原水道を観光資源とするならば、笠原不動尊とともにもっと整備されるべき神社と言えるでしょう。
住所 | 〒310-0852 茨城県水戸市笠原町994番地 |
アクセス | JR水戸駅南口より車で約10分 |