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水戸の観光・名所・名物を巡ってみよう

笠原不動尊

笠原水道の守り神は管理人不在で今も荒れ果てる一方……

笠原水道の守り神

笠原不動尊は笠原水道の水源地から石段に上ったところにある神社です。しかし、その石段は今は荒れ果てており、はっきり言いますと上るのも降りるのも危険なレベルですので、観光客が気軽に訪れるようなスポットではなくなっています。
そして、笠原不動尊自体も管理人不在のまま完全に放置されるまま、酷い状態になってしまっているのが実情です。笠原水道は逆川緑地とともに水戸の観光スポットとしてアピールされていますが、その水源地の守り神である笠原不動尊はこのような状態になっているのは実に嘆かわしいことです。

クリカラ不動

笠原不動尊は、笠原水道が整備される以前から水源地の守り神として不動尊は竜が剣に巻きついている、いわゆるクリカラ不動と呼ばれる像が安置されていました。そのため玖離伽羅山銀河寺不動院という歴とした名前があり、笠原水道を整備する際には、その責任者である平賀保秀が一昼夜参籠祈願したという、本当に笠原水道の守り神なのです。

一度は地元有志の手によって再建されるが……

その後1843年(天保14年)に9代藩主徳川斉昭による廃仏毀釈に伴い取り壊されましたが、1970年に地元有志の手によって再建されていました。

しかし、その後、所有者がはっきりしないまま管理者不在となり、また政教分離の原則で行政主導の対応も難しく、荒れ果てた状態のまま、さらに行くための経路である石段でさえ危険な有様になってしまっています。
笠原水道がブラタモリなどで有名になっているところなのに、その水源の守り神がこの有様というのは水戸の恥としか言いようがありませんが、行政も手出しができないという困った状態なのが笠原不動尊なのです。
また地元有志たちが立ち上がるべきなのでしょうか? 悩ましいところですね。

住所〒310-0852 茨城県水戸市笠原町994
アクセスJR水戸駅南口より車で約10分

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