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水戸市水道低区配水塔

これが配水塔? 美術的建築としても通用する豪華さ

実用本位だが美しさが優先された排水塔

水戸市水道低区配水塔は1932年(昭和7年)下市地区へ良質な水道水を市民に供給するために造られました。

昔から下市地区は埋立地で井戸の水が悪かったので、笠原水道など水道整備が必要な地域でした。

そんな地域に水道を配水する実用本位の配水塔なのですが、設計者は後藤鶴松という建築家で、塔の中央にはバルコニー風の回廊がせり出し、それを境に上部正面の2箇所、10箇所の窓にレリーフが彫られており、とてもじゃないが配水塔には見えない美しい建築物です。
その優美な姿は建設直後から評判が高く、平成8年に国指定の登録有形文化財になりました。現在は弘道館や東武館などがある三の丸旧庁舎の近くにあり、水戸の歴史的建造物とともに見ることができます。
なんといっても見どころは周囲に施されたゴシック風のレリーフです。

近代建築というよりヨーロッパの近世を思わせる優美な塔です。

住所〒310-0061 茨城県水戸市北見町 2-11
アクセスJR水戸駅南口より車で約9分