親しまれる「権現さん」の愛称

東照宮というと東照大権現たる徳川家康が祀られた日光東照宮が有名ですが、水戸にも同じく徳川家康を祀った東照宮があります。
水戸の藩祖である徳川家康の実子徳川頼房が創建し、以後、徳川秀忠の霊屋が建てられ、徳川歴代将軍を祀る神社となりました。
東照宮の周辺は古くから宮町として栄え、今も宮下銀座という商店街が付近に広がる、まさに水戸市民からは一般には「権現さん」として親しまれている神社です。

ディープでレトロな商店街の中心地

本当に水戸駅直近の商店街のど真ん中に存在するので、びっくりするぐらい親しみのわく場所にある「権現さん」のご利益は学業成就、出世開運、商売繁盛、家内安全、延命祈願と多岐にわたります。というより何か祈願やおめでたい事があったら詣でるような、そんな街中の神社として気軽に参拝されているのが、水戸東照宮の良い所でしょう。
水戸駅から徒歩で6分ほどでたどり着くので、特に目的にせずとも、気軽に観光できる場所として「ついでに」行けるのが、逆に水戸東照宮の素晴らしい所だと思います。