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水戸の観光・名所・名物を巡ってみよう

渋井の土壇場

本当の意味での水戸の「土壇場」

吉沼磔刑場から新川の境橋を渡った所に渋井町緑地という公園があります。ここはかつては境橋を「地獄橋」、かつてあった川の淀みを「冥加淀」そして渋井町は「土壇場」と呼ばれました。「土壇場」というのは危機が近づいている場を表す言葉でしたが、元々の意味は首を切る刑場というものです。
かつてこの地は吉沼では磔刑を、渋井町では斬首刑が行われていたのです。

天狗党の人々が斬首され埋められた地

そして天狗党の乱においては、数多くの死体が各地の刑場から運ばれ、この「土壇場」に埋められたのですが、粗末に土をかぶせただけであったので、当たりには野犬がうろつき死体を貪っていたといいます。そしてなんと昭和時代にまで白骨死体が見つかったような場所でした。
現在、渋井町緑地にはかつての故事来歴を記し、現在の平和と鎮魂を願う石碑が建てられ、静かにここで刑死した、そして死体を埋められた人々を見守っています。

今は緑地となっておりのんびりとした公園になっています

由来は本当に恐ろしい水戸の暗黒の歴史がそのまま書かれています

住所〒310-0826 茨城県水戸市渋井町280
アクセス大洗鹿島線東水戸駅より徒歩で約10分