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本間玄調

水戸藩で種痘を行い西洋医学にも通じた水戸藩の藩医

本間玄調は水戸藩の藩医で、漢方だけでなく西洋医学も杉田立卿、箕作阮甫、高階枳園、華岡青洲、シーボルトといった江戸時代の西洋医学の先駆者たちに学んだ医学者です。
日本で初めて麻酔を使った手術を成功させた華岡青洲の門下としてはもっとも優れた外科医であったとされていました。しかし、華岡青洲流の医学の書物を出したため、華岡青洲門下から破門されてしまっています。
つまり当時でも西洋医学を理論だけでなく実技でも優秀であった医学者でした。

後に水戸藩主徳川斉昭の侍医となり、天保14年(1843年)には弘道館医学館の教授となっています。

江戸時代にいち早く種痘を普及させた人物の一人

彼の功績としては1842年(天保13年)に水戸藩で種痘を普及させたことが挙げられるでしょう。

当時、牛痘への偏見や恐怖が大きかった水戸において、彼は水戸藩主徳川斉昭の子や自分の子にまず種痘を施し、弘道館医学館を中心として水戸藩に種痘を普及させていったのです。

斉昭時代の水戸藩は精神的なだけの尊王攘夷ではなく、このように西洋の優れた文物を導入する柔軟さを持っていたことがわかります。

住所〒310-0011 茨城県水戸市三の丸1丁目6-60 水戸市三の丸市民センター前
アクセスJR水戸駅南口より徒歩で約8分

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