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台渡里官衙遺跡群

かつて奈良平安時代の政治と宗教の中心地であった台渡里地区

水戸の渡里町には、台渡里官衙遺跡群と呼ばれる遺跡の集積地があります。那珂川右岸の台地に建設されていたこの遺跡郡は7世紀後半から10世紀初頭の奈良時代から平安時代にかけて造営されていたと考えられています。
2つの寺院跡からなる台渡里遺跡群は、それぞれ北側が長者山地区、観音堂山地区、南側が南方地区と呼ばれる3つの遺跡から構成されています。

観音堂山地区には講堂跡、金堂跡、塔跡、中門跡、経蔵跡あるいは鐘楼跡に想定できる礎石建物跡が6棟確認され、7世紀後半から7世紀末に造営されたと考えられます。
この遺跡の特徴的な部分は、この観音堂山地区に建設された寺院が9世紀後半一度焼失し、そのあとに南方地区に改めて寺院を造営しなおそうとしたところ、10世紀ごろには建設が停止していた事にあるでしょう。
おびただしい数の瓦とともに、金箔製品、塔の上に飾る相輪の一部、仏像の鋳型、塑像、などの多彩な仏教関連遺物が出土しています。また、「徳輪寺」、「仲寺」と書かれた文字資料が残っており、台渡里にある2つの廃寺跡は2つの呼称を持っていたことがうかがえます。
さらに長者山地区には常陸国那賀郡の郡衙に附属する正倉院が建設されており、倉庫群全体の範囲は東西およそ300m、南北およそ200mにも及び、全国でも珍しい瓦葺きの礎石立ちの建物の数々が整然と建設されていたとされています。
このように奈良時代から平安時代にかけて、かなり大規模な宗教と政治の中心地となっていた事がわかる遺跡として、台渡里官衙遺跡群は国指定史跡となっています。

住所〒310-0902

水戸市渡里町2909-1外(南方地区)

水戸市渡里町2973-1外(観音堂山地区)

水戸市渡里町3119外   (長者山地区)

アクセスJR水戸駅より車で約12分