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日蓮聖人ゆかりの鎌倉時代からある古刹
隠井山妙徳寺は1293年(永仁元年)に加倉井の領主、波木井実氏(南部実氏)が母の妙徳尼の菩提のために立正大師日蓮の弟子の日高により開山した鎌倉時代からある古い寺院です。
この寺院のある加倉井町にはその名も加倉井氏が領主であった地域であり、妙徳寺は加倉井氏の居館の中にありました。
実は妙徳寺は日蓮聖人最後の手紙と言われる「波木井殿御報」ゆかりの寺なのです。
檀越である波木井実氏が日蓮聖人が体調を崩したことを案じて、常陸の国水戸の地にある「隠井(現在の加倉井)の湯」で湯治したらどうか? と勧められ、湯治のために池上の地まで来たことを知らせる手紙です。
この手紙は、はからずも日蓮聖人の最後の手紙となりました。そういう意味では日蓮宗にとっては重要な寺であり、日蓮聖人が最後に目指していた地が水戸の加倉井の地だったのです。
住所 | 〒311-4163 茨城県水戸市加倉井町909 |
アクセス | JR赤塚駅より車で約8分 |