地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、水戸市・ひたちなか市の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

水戸市・ひたちなか市の地域情報サイト「まいぷれ」水戸市・ひたちなか市

水戸の観光・名所・名物を巡ってみよう

備前堀

能吏伊奈忠次が建設した「水府」水戸の基礎となった用水路

備前堀は1610年に初代水戸藩主徳川頼房伊奈備前守忠次に命じ作らせた、千波湖の治水と水戸周辺の農業用水として作られた用水路です。

千波湖那珂川水系により、豊富な水量を誇る水戸は、一方でしばしば那珂川水系や千波湖の氾濫に悩まされる土地でした。
千波湖や桜川の氾濫防止と、その豊富な水量による灌漑目的で作られた備前堀は、完成まで一年以上かかったと言われていますが、この完成により水戸は徳川家の藩領にふさわしい地になったと言えるでしょう。まさに水戸の農業を支える重要な用水路です。

幕府屈指の能吏伊奈忠次の活躍

伊奈忠次は徳川家でも屈指の内政家であり、実は水戸の備前堀だけではなく、関東や江戸の領内整備を行った人物てす。

関東各地には彼の官位である「備前」の名がついた史跡が残されています。
現在は水戸市柳提橋付近の柳提水門より桜川から取水し、涸沼川まで通じる灌漑用水路となってる備前堀周辺は、四季折々の花や緑が映え、「水府」という水戸の異名にふさわしい水郷にふさわしい景観となっています。

また、備前堀の沿岸には柳の木が多数植えられており、江戸時代の風情を思わせる光景になっています。

美しい柳並木の続く水の流れは水戸が水の町であることを教えてくれます

備前堀の由来を書いた石碑もあります

住所〒310-0815 茨城県水戸市本町1丁目13−16
アクセスJR水戸駅より車で約8分

人気のキーワード